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本質的な意思決定のための思考法「オプション思考」とは?(最強の仕事術⑤)

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結論:オプション思考を実践することで、総合的かつ客観的な意思決定ができるようになる

 みなさんは「オプション思考」という思考法をご存知でしょうか。私はあまり馴染みがありませんでしたが、非常に有用な手法だと思ったので紹介させていただきます。
 この記事を読むことで、ロジカルシンキングの手法の一つである「オプション思考」が身につき、思いつきに頼らない本質的な意思決定ができるようになります。

 

オプション思考とは?

オプション思考とは、事象・タスクを因数分解することで、複数の選択肢(オプション)を持ち、総合的かつ客観的に意思決定を行う思考法のことである。
 問題の原因を考える際やアイデアを検証する際など、たまたま思いついた一つの選択肢に盲目的に依存するのではなく、考えられる選択肢を俯瞰し、評価・選択を行う。

例)お店の売上 = 来客数×客単価 =(新規客数+リピート率)×(購入アイテムの数×購入アイテム1点あたりの単価)

オプション思考のメリット

ボトルネックを発見することができる
 因数分解して構成要素をしっかり洗い出すことで、「一番成果に影響する要因」を洗い出した上で、効率的かつ成功率の高い施策を打ち出せる可能性が高くなる。

例)
 リピート客数がボトルネック(全体の能力や成果に大きく影響する問題)の場合、レシートを1週間以内に持ってくることで割引し、リピート客の増加を狙う
 購入アイテムの数がボトルネックの場合、レジ前にお菓子を置き、購入数の増加を狙う

②目標設定が明確になる
 因数分解ができていれば、各因数に対して明確に目標を設定できる。

例)リピート客10%増、購入商品数20%増

③難易度の高いチャレンジの実現イメージが湧く
 仕事を大きな単位で捉えていると、難易度の高いタスクを先延ばしにしてしまう。機械的に分解していくと、具体的かつ細かい「取り組みやすいタスク」に分解できるため、実現のイメージが湧き着手しやすくなる。

 

まとめ

 オプション思考とは、事象・タスクを因数分解することで、複数の選択肢を持ち、総合的かつ客観的に意思決定を行う思考法である。

オプション思考のメリット
ボトルネックを発見することができる
②目標設定が明確になる
③難易度の高いチャレンジの実現イメージが湧く

 

<所感>

 今回は「最強の仕事術(ハック大学 ぺそさん 著)」を参考にして、オプション思考について紹介しました。オプション思考のキモである「事象・タスクを因数分解する」という作業ですが、みなさんは日常の中で行えていますでしょうか。

 せっかくなので、事象・タスクを因数分解し、オプション思考を実践する際に、個人的に有用だと思う方法を2つ紹介します。

①手書きメモ
 手書きのメモをデスクなどに置いておき、すぐにメモをとることで、瞬時に頭の中身をアウトプットしつつ、情報を整理できます。また、自分の手で書くことで、より記憶に定着しやすくなる、新しいアイデアが浮かびやすくなるといった利点もあります。おすすめのメモのとり方は、こちらの記事で紹介しています。

マインドマップ
 パソコンやスマホなどでマインドマップを作成するのもいいと思います。この方法は、デバイスに入れるため情報を呼び出しやすいことや、ワードを簡単に移動できるため整理しやすいといった利点があります。私は、オプション思考に限らず、自分の考えやTo doを整理するツールとして「Mindmister」の無料版を使用しています。
 Mindmister PC版
 Mindmister アプリ版

 他にも様々な方法があると思いますので、気になるものから試していって、自分に合った方法を模索してみてください。もっと良い方法があるよ!という方は、コメントで教えていただけると嬉しいです。

 

 

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