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落ち込んだ時に前向きになれる名言 5選

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 みなさんは、落ち込んだ時にどうやって立ち直っていますか?周りの人に聞いてもらう、言葉に出したりメモに書いたりして感情を吐き出すなど、いろいろな方法があると思います。

 私は、それらの中でも「前向きになれる名言を読む」ことは、一人でできる上に、ポジティブな感情が湧き上がってくる魔法の行動だと考えています。私が失敗して落ち込み、挫けそうになったとき、何度もポジティブな名言に助けられてきました。

 今回は、私が落ち込んだ時に実際に読んで、立ち直るきっかけになれた名言を集めました。今、落ち込んでいる人、そして、落ち込むことがあった人は是非とも読んでいただき、少しでも前を向けるお手伝いができれば嬉しく思います。

 

 

 

こけたら、立ちなはれ

by 松下幸之助

 

 

 

いい経験をしたな
終わったことはそう思うしかないんだよ

by 斎藤一人

 

 

 

迷ったら前へ
苦しかったら前に
つらかったら前に
後悔するのはそのあと、そのずっと後でいい

by 星野仙一

 

 

 

心が折れてもいい
でも諦めるな

by 金本知憲

 

 

 

100点は無理かもしれん
でもMAXなら出せるやろ

by 松本人志

 

 

 

<所感>

 今回は、私が落ち込んだ時に読んでポジティブになれた名言を紹介しました。学生のころ、落ち込んだ時にふと名言を調べて、言葉の力を知りました。私はスマホのメモに「名言リスト」を作っており、落ち込んだ時、辛いときに見て、勇気をもらっています。もし、名言リストを作っていない人がいらっしゃいましたら、是非とも自分だけの名言リストを作ってみてはいかがでしょうか。

 

以下、余談です。

 私は、つい2日前にも、仕事でケアレスミスをしてしまい、トラブルを起こしてしまいました。怪我や損失などの実害はありませんでしたが、上司を始めとした10人以上の方に対応を手伝っていただき、多大なる迷惑をかけてしまいました。
 ミスに気づいた時は「なんでこんなことをしてしまったんだろう」という後悔の念が押し寄せてきて、ネガティブな感情に侵食されかけました。しかし、すぐに「これからどうするか」を考え、気持ちを切り替え、即座に対応しました。対応完了後も、長時間の残業にはなってしまいましたが、なんとかその日の仕事を確実に終わらせることができました。
 そして、翌朝にこの名言たちを読みました。ネガティブな感情がまだ残っていましたが、名言を読むことで勇気付けられ、気持ちを整理して前を向くことができました。そうして、次の日の仕事も確実に遂行でき、今日に至ります。
 なぜなぜ分析をして再発防止策を考えたり、廃液の処理をしたりといったタスクが増えてはしまいましたが、自責思考とトラブルが起きない仕組み作りを意識しつつ、二度と同様のトラブルが起きないように対応していきたいと思います。
 そして、対応を手伝ってくださったみなさんや、仕事終わりに過去の失敗談を語ってくださり、私を勇気付けてくださった共同担当者のOさんには、非常に感謝しています。この気持ちを忘れず、自分が起こしたトラブルに真正面から向き合いながら、来週からの仕事にも全力で取り組んでいきたいと思います。

 

 

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本質的な意思決定のための思考法「オプション思考」とは?(最強の仕事術⑤)

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結論:オプション思考を実践することで、総合的かつ客観的な意思決定ができるようになる

 みなさんは「オプション思考」という思考法をご存知でしょうか。私はあまり馴染みがありませんでしたが、非常に有用な手法だと思ったので紹介させていただきます。
 この記事を読むことで、ロジカルシンキングの手法の一つである「オプション思考」が身につき、思いつきに頼らない本質的な意思決定ができるようになります。

 

オプション思考とは?

オプション思考とは、事象・タスクを因数分解することで、複数の選択肢(オプション)を持ち、総合的かつ客観的に意思決定を行う思考法のことである。
 問題の原因を考える際やアイデアを検証する際など、たまたま思いついた一つの選択肢に盲目的に依存するのではなく、考えられる選択肢を俯瞰し、評価・選択を行う。

例)お店の売上 = 来客数×客単価 =(新規客数+リピート率)×(購入アイテムの数×購入アイテム1点あたりの単価)

オプション思考のメリット

ボトルネックを発見することができる
 因数分解して構成要素をしっかり洗い出すことで、「一番成果に影響する要因」を洗い出した上で、効率的かつ成功率の高い施策を打ち出せる可能性が高くなる。

例)
 リピート客数がボトルネック(全体の能力や成果に大きく影響する問題)の場合、レシートを1週間以内に持ってくることで割引し、リピート客の増加を狙う
 購入アイテムの数がボトルネックの場合、レジ前にお菓子を置き、購入数の増加を狙う

②目標設定が明確になる
 因数分解ができていれば、各因数に対して明確に目標を設定できる。

例)リピート客10%増、購入商品数20%増

③難易度の高いチャレンジの実現イメージが湧く
 仕事を大きな単位で捉えていると、難易度の高いタスクを先延ばしにしてしまう。機械的に分解していくと、具体的かつ細かい「取り組みやすいタスク」に分解できるため、実現のイメージが湧き着手しやすくなる。

 

まとめ

 オプション思考とは、事象・タスクを因数分解することで、複数の選択肢を持ち、総合的かつ客観的に意思決定を行う思考法である。

オプション思考のメリット
ボトルネックを発見することができる
②目標設定が明確になる
③難易度の高いチャレンジの実現イメージが湧く

 

<所感>

 今回は「最強の仕事術(ハック大学 ぺそさん 著)」を参考にして、オプション思考について紹介しました。オプション思考のキモである「事象・タスクを因数分解する」という作業ですが、みなさんは日常の中で行えていますでしょうか。

 せっかくなので、事象・タスクを因数分解し、オプション思考を実践する際に、個人的に有用だと思う方法を2つ紹介します。

①手書きメモ
 手書きのメモをデスクなどに置いておき、すぐにメモをとることで、瞬時に頭の中身をアウトプットしつつ、情報を整理できます。また、自分の手で書くことで、より記憶に定着しやすくなる、新しいアイデアが浮かびやすくなるといった利点もあります。おすすめのメモのとり方は、こちらの記事で紹介しています。

マインドマップ
 パソコンやスマホなどでマインドマップを作成するのもいいと思います。この方法は、デバイスに入れるため情報を呼び出しやすいことや、ワードを簡単に移動できるため整理しやすいといった利点があります。私は、オプション思考に限らず、自分の考えやTo doを整理するツールとして「Mindmister」の無料版を使用しています。
 Mindmister PC版
 Mindmister アプリ版

 他にも様々な方法があると思いますので、気になるものから試していって、自分に合った方法を模索してみてください。もっと良い方法があるよ!という方は、コメントで教えていただけると嬉しいです。

 

 

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【逃げ恥婚】新垣結衣さん(ガッキー)と星野源さんが結婚!!5月19日はどんな日?

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結論:2021年5月19日は婚姻関係に最適な大吉日

星野源さん、新垣結衣さん、ご結婚おめでとうございます!!
 「逃げるは恥だが役に立つ(通称:逃げ恥)」で主演したお二人が本日結婚されたということで、世間を大きく賑わせています。しかし、そんな中、私、うにもひっそりと婚姻届を役所に提出して来ました。
 実は半年前から、結婚関係に良い吉日が4つも重なるということから、入籍はこの日にしようと決めていました。普段の記事からは大きく脱線しますが、今回は2021年5月19日がどんな日なのかをまとめていきたいと思います。この記事を読めば、逃げ恥コンビのお二人がどうして「5月19日」に結婚を発表したのか、その理由が分かります。

 

①大安(たいあん)

 まずは、吉日の中でも最も知名度が高いと思われる「大安」です。六曜(昔から使われている暦の吉凶を表すもの)の中で最大の吉日とされる日であり、1日中どんなことをやってもうまくいくと言われています。

 

②一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)

 次に、「一粒万倍日」です。1粒のもみが成長し、何万倍にもなって稲穂のように実ることを意味しています。この日に始めたことは想像以上の結果をもたらしてくれると言われており、物事を始めるのに最適な日と言われています。

 

③天恩日(てんおんにち)

 続いて、1度訪れると5日間続くという特徴を持つ「天恩日」です。天からの恩恵をすべての人が受けて物事が成長しやすく、徳が得られやすいと言われています。特に、結婚式や入籍などの慶事や、就職、引っ越しなどとの相性が抜群の吉日です。ただし、凶事に用いてはならないとされています。

 

④母倉日(ぼそうにち)

 最後に、「母倉日」です。母が子を育てるのと同じように、天が人間を慈しむ日という意味があります。何事にも吉で、婚姻関係には特に大吉とされている日です。

 

まとめ

2021年5月19日は下記の4つの吉日が重なる「婚姻関係の大吉日」である。
・大安
・一粒万倍日
・天恩日
・母倉日

 

<所感>

 本日、入籍の手続きを済ませた車の中で新垣結衣さんと星野源さんのお二人が結婚を発表されたと聞きました。そして、非常にテンションが上がってしまい、勢いだけでこの記事を書いてしまいました。

 私は子供の頃からほとんどドラマを見ない生活を送ってきて、逃げ恥が放送されていた当初も、「逃げ恥」や「恋ダンス」といったワードを聞いたことがある、という程度の認知度でした。しかし、妻(彼女)と付き合い始めてから一緒に見て、ドラマのおもしろさ(とガッキーのかわいさ)に気づいた、非常に思い出深いドラマです。そんなドラマの主演のお二人が結婚を発表しただけでも嬉しいのに、まさか入籍日に聞くことになるとは思ってもいませんでした。

 後から見返して、非常に恥ずかしい思いをするでしょうし、私の記事を読んでくださっている貴重な読者様が減ってしまうかもしれませんが、この記事を投稿することに一片の後悔もありません!逃げ恥婚を喜ぶ皆様と、少しでもこの気持ちを共有できればいいなと思っています。

【社会人必見】凡人が天才に勝つための「最強の学習法」とは?(最強の仕事術④)

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結論:
最強の学習法
①小学生に教えるつもりで勉強する
②「インプット→抽象化→アウトプット→フィードバック」のサイクルを回す

 あなたは、効率的な学習ができていると胸を張って言えますでしょうか。もし、効率的に学習できている実感がなければ、その理由を考えたことはありますでしょうか。
 ちなみに私は、半年ほど前までは、学び方の意識どころか学ぶことさえほとんどしていませんでした。しかし、効率の良い学習法を学び、実践し始めてからは、学びの定着度合いが学生の頃に比べて明らかに良くなったことを実感し、現実も徐々に良くなってきたように感じています。
 この記事を読むと、あなたの学習に対する意識が変わります。そして、書かれている学習法を実践することで、あなたの学びの効率が格段に上がり、あなたの成長速度がどんどん上がっていきます。

 

学びをやめると成長が止まる

 凡人が天才と渡り合い、打ち負かすための第一歩は学ぶこと。凡人が天才に逆転勝ちするには「今置かれた環境の中で、何を学び、どう活かすか」を考え、実践するしかない。

学びの特徴は「し続ける必要がある」こと。変化が急速な今の世の中において、過去に学んだことにあぐらをかいていては置いていかれる。新たな価値観や新たな事象が目の前に現れたとき、天才も凡人も「0」からのスタートとなる。つまり、世の中が急速に変化していることは、凡人にとっては朗報である。

 日本人は大人になってからの勉強量が先進国の中でもワースト1位である。つまり勉強は、「みんなやっていない」からこそ「やれば圧倒的な差をつけられる」。

 

最強の学習法① 「小学生に教えるつもりで勉強する」こと

「小学生に教えるつもりで勉強する」ことの利点
①原理原則を理解できる
 小学生に教えるためには、素朴な質問をされたときに答える必要がある。なんとなく分かっているという状態では答えられないため、原理原則まで深く学んでいくようになる。
 軸となるテーマに関連させ、繋がりを意識して覚えることで記憶に定着しやすくなるため、長期的な視点で見れば楽になる。

②要点を理解できる
 ほぼ理解できている項目についても、「わかりやすく伝える」ためにどうするべきかを考えるようになり、要点を理解できるようになる。
 「どの順序で伝えると分かりやすいか」を考えることで、何が要点で何が補足的要素なのかを理解しようとする。「どんなたとえを交えるべきか」を考えることで、別カテゴリの事象を重ねて要点やその構造を理解しようとする。

③学びが定着する
 物事を単語レベルではなく構造的に理解するため、長く、深く覚えることができ、学びの定着率が高くなる。

 

最強の学習法② 「インプット→抽象化→アウトプット→フィードバック」のサイクルを回す


Step 1. インプット

インプットはアウトプットを前提に行う
アウトプットしないと、脳が「自分に必要のない情報」と認識してしまい、忘れるようにできている。後でアウトプットする前提で情報を集めることによって、インプットの質が上がる。
 上記の通り、「小学生に教えるつもりで勉強する」ことを意識し、効率的にインプットする。

Step 2. 抽象化

「抽象化」することで普遍的な情報へ変換でき、効率的な学びを生む

抽象化するためのポイント
①インプット量を多くする
 特に人と会って話すことは、その人の考えを聞いたり、質問したりして情報の質を無料で上げることができるため効率が良い。
②インプットから示唆を見出そうとする
 「ってことは?」という質問を投げかけたり、これまで得たインプットと比較をしたりして、普遍的な法則を見つける。

Step 3. アウトプット

アウトプットで得られるメリット
①インプットの意識が変わり、より深いインプットができる
②既知の情報に新たな気付きが得られる
関連記事:アウトプットこそが「人生の成功法則」である

アウトプットする際に工夫するポイント
①要約する
 要約してアウトプットに意味を持たせることで付加価値を創出できる。また、要約することで情報が体系化され、要点を理解できるようになる。
②自分自身の仮説を持つ
 情報から示唆を見出し発信内容に加える(仮説を持つ)ことで、アウトプットのクオリティと定着率が上がり、「あなたにしか出せない付加価値」が生まれる。

Step 4. フィードバック

アウトプットすることでフィードバックを受けられる
 フィードバックを受けることで、自分だけでは発想できない気付きを得られる。多様な考え方の人からフィードバックを受けることで、いろいろな角度からあなたのアウトプットを検証できる。

 

まとめ

最強の学習法
①小学生に教えるつもりで勉強する
②「インプット→抽象化→アウトプット→フィードバック」のサイクルを回す

 

<所感>

 今回も「最強の仕事術(ハック大学 ぺそさん 著)」を参考にして、効率的な学習方法についてまとめました。自分なりに情報を整理してまとめ直したため、本書での構成とは変わっている部分もありますが、要点がみなさんに伝わっていれば幸いです。

 「小学生に教える(誰でも理解できるように説明する)つもりで勉強する」ということに関連して、私が情報をアウトプットをする際に、意識していることがあります。それは、「相手の分かる言葉を使って説明する」ということです。
 例えば、相手と相談したり、質問をしたりするときに、相手の背景をまずは考えます。自分と近い専門分野の人であれば、専門用語を使って話せばスムーズに話ができると思います。しかし、そうでは無い人だった場合、専門用語を出してしまうと途端に疑問の嵐となり、話が全く進まなくなってしまいます。
 そのため、本格的な話をする前に雑談をして、相手の専門分野や、所属している(していた)部署などを聞いておくといいと思います。そうして、相手の知っている言葉を厳選してお話することで、コミュニケーションがスムーズに進み、説明する労力や時間を必要以上に掛けずに済みます。

 今後は、今回得た学習法に関する学びを活かして、より効率的に学び続けていきたいと考えています。そして得られた学びを、分かりやすい言葉選びを意識して発信し続けていきたいと思います。

 

 

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結論:
「自責思考」の3つのメリット
全体最適を考えるため高く評価される
②成長スピードが圧倒的に速くなる
③慣れれば精神衛生面も良くなってくる

 あなたは、他者が原因でミスやトラブルが起きた時、どのように考えているでしょうか。言動には表さないとしても、ついその人が悪いと考えてしまっていませんでしょうか。
 この記事を読むと、「他責思考」と「自責思考」についてより深く理解でき、「自責思考」のメリットが学べます。

 

他責思考と自責思考で頭の使い方が変わる

 部下が原因でトラブルが起きた場合、トラブルの責任は部下だけではなく上司のあなたにもある。あなたにも再発防止策を考える責務があるが、他責思考の場合と自責思考の場合で頭の使い方が大きく変わってくる。

 

他責思考の場合

 他責思考では、原因は部下の注意不足という考えになり、「部下が注意深くなるためにはどういった対策をするか」という発想になってしまう。他人はコントロールできないため、効果の薄い対策になる。

 

自責思考の場合

 コントロールできる自分を軸に、トラブルやミスの原因を考えていく。「トラブルの責任(原因)が自分にもあったのでは」という思考になり、自分の行動はもちろん、仕組み構築の部分まで自分事として考えられるようになる。
 自責思考から起きる行動は「全体最適」的な視点になり、他責思考で考えた再発防止策よりも効果的かつ実践的な方策になる。

 

自責思考で得られる3つのメリット

全体最適を考えるため高く評価される
 「全体最適」を考える個人は組織にとって重宝するため、所属組織や取引先から高く評価される。

②成長スピードが圧倒的に速くなる
 周囲の人の失敗も自分の失敗と捉えることで、失敗の数(=成長の機会)が多くなる。PDCAサイクルを考えて回す機会が多くなり、成長のスピードが速くなる。

③慣れれば精神衛生面も良くなってくる
 自責思考を続けると、他責思考の人が持つような負の感情が発生しなくなるため、中長期的な精神衛生が快適になる。

 

<所感>

 今回は「最強の仕事術(ハック大学 ぺそさん 著)」から、「他責思考」と「自責思考」について解説しました。本書中では「他責感情」「自責感情」という言葉を使われておりますが、馴染みの深い「~思考」という言葉に置き換えて記載しています。
 本書で語られているように、「他責思考」は非常にデメリットの多い「逃げの思考法」だと思います。気分は一時的に楽になるかもしれませんが、根本的な問題解決になっておらず、また同じ失敗を繰り返してしまう可能性が高くなります。

 私は今の技術系の部署に移り、一人でできない仕事をすることが増えました。その中で、他責思考にしたい場面も多くなりました。例えば、設備や器具の洗浄を前の使用者が完了していないために自分の作業が遅れてしまうことや、共同担当者のミスで工程が遅れてしまう(もしくは損失を出してしまう)ことなどです。
 自責思考という考え方を知る前は、「洗っていない前の使用者が悪い」と考えて「ちゃんと期限までに洗ってください」と注意して終わったり、「ミスをした共同担当者が悪い」と考え、その人を責めたりしていました(我ながら最悪ですね笑)。その結果、また期限を守って洗浄してもらえなかったり、よく似た原因のミスをしたりするということがありました。

 しかし、自責思考を意識し出してからは、「期限までに洗って貰うために使用者の作業状況を確認しよう」とか「自分が洗う時間を作れないか考えてみよう」とか「時間がありそうな人に洗ってもらえないか、上司に相談してみよう」と考えるようになったため、先手の対応ができるようになり、設備等の洗浄が間に合わないという状況を無くすことができました。
 また、共同担当者がミスをしたときも、その人を責めることは無くなりました。つい先週にも、共同担当者が不注意でミスをしてしまい、作業が1時間以上遅れることがありました。その時も私は、その人を責めることなく励まし、状況を把握し、すぐに次の行動を起こしました。
 上司への報告をした後に、「自分達はこれから何をするべきか」を紙に書き出して整理し、共同担当者と共有しました。その後、それぞれのタスクに優先順位を付けて自分と共同担当者に割り振り、目の前のタスクに二人で精一杯集中して取り組みました。その結果、ミスを重ねることなく、予定していた仕事を時間内に終わらせることができました。

 このような行動は、他責思考を持っていたら絶対にできていないと思います。今後も、「自責思考」という最強のマインドセットを意識しながら仕事に取り組み、市場価値の高い人材になれるよう成長し続けていきたいと思います。

 

 

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市場価値を高めるために必須のマインドセットとは?(最強の仕事術②)

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結論: 市場価値を高めるために必須のマインドセットとは「思考者マインド」である

 あなたは自分の市場価値を高めたいでしょうか?そして、それに必須のマインドセットを即答できますでしょうか?
 前回に引き続き、「最強の仕事術」(ハック大学 ぺそさん 著)から「作業者マインド」と「思考者マインド」について紹介します。この記事を読むことで、自分の市場価値を高めるマインドセットと、その理由やアクションプランが分かります。

 

作業者マインドとは何か?

 自分の市場価値を高めるためには、仕事で付加価値を生み出せる人材になる必要がある。そのためには、作業ロボットになることは絶対に避けるべき。マインドセットが作業者になってしまうと、途端にあなたの成長を阻害し始める。

 「作業者マインド」とは「決められた手順、決められた方法で、与えられた課題を解決するマインド」を指す。「作業者マインド」しか持っていない人ができる仕事の範囲はとてつもなく狭くなってしまう。

 

作業者マインドでは「答えの無いタスク」と戦えない

 「作業者マインド」に慣れてしまった人は、答えが決まっていない(プロセスが確立されていない)タスクに立ち向かい、付加価値を生み出すことができない。結果としてその人の市場価値が下がってしまう。

 

作業風のタスクに気をつけろ

 「作業風タスク」とは「一見作業のように見える、ゴールも手順も決められていそうなのに、要所要所で自分で考える必要のあるタスク」のこと。
 作業風タスクにこそ「改善対象」が多く眠っている可能性が高く、あなたの付加価値を出すチャンスがある。
 そういったタスクを何も考えずに進めていると、作業主体はあなたでなくても良いという状態になる。つまり、あなたが生み出す付加価値がゼロとなり、将来的にロボットなどに代替される可能性が高くなる。

 

作業者マインドから思考者マインドへ

 自分の付加価値を生み出すためには、作業者マインドを捨てて、全てのタスクに対して自分でしっかりと考える「思考者マインド」を持つ必要がある。
 ※フラットな判断を心掛け、良い前例まで否定しないよう注意する。

 

思考者マインドを持つためのアクションプラン

①インプットに自分の意見を添える
 インプットに自分の意見を添える(自分の考えをアウトプットする)ことで、「思考者マインド」が自然と備わる。

②あらゆる情報に「So What?」と「Why So?」をぶつける
・So What? (だから何?)と問うことで、自分なりの結論を導き出すことができる
・Why So? (それはなぜ?)と問うことで、自分なりの根拠を導き出すことができる
 これを繰り返すことで、自分の考えを生み出す力が養われ、思考者マインドが育っていく。

 以上の2つの習慣を身につけることで思考者マインドが養われていく。結果として、あなたにしか持てない視点や、あなたにしかできない仕事が増えていき、あなたの市場価値が高まる。

<所感>

 今後は技術の進歩により、決まった作業を繰り返す仕事や答えが決まっている仕事がますますロボットなどに奪われていくことが予想されます。
 そういった状況において、労働市場で価値ある人材として採用され続けるためには、思考者マインドを養い、代替の効かない人材(=市場価値の高い人材)になることがより一層求めらます。

 私自身、しばらく前まではまさに「作業者マインド」が強い人材だったように思います。現場作業や実験での結果を報告する際にも、自分なりの考察や行動計画を立てないまま報告してしまっていることがよくありました。
 ケアレスミスによるトラブルを起こしてしまってからは、自信を無くしたこともあり、結果を上司にそのまま報告するだけの伝書鳩のような存在になっていました。
 まさにこの時期は作業者マインドしか持っていない状態であり、成長できないのはもちろんのこと、毎日の仕事が全く楽しくない地獄の期間でした。

 現在は思考者マインドを意識しつつタスクに取り組めてきたため、主体的に行動することが増え、毎日楽しく働いています。
 今後は「So What?」と「Why So?」の問いかけを特に意識しながら日々の仕事に取り組み、作業風のタスクなどから着実に付加価値を生み出せる人材になっていきたいと思います。

 

 

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あなたは大丈夫?プロセス重視の落とし穴(最強の仕事術①)

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結論:プロセス重視では目的達成が遠のく危険性がある

 突然ですが、あなたは普段の仕事を通じて、着実に目的に近づけていると自信を持って言えますでしょうか。世間では、結果よりも過程(プロセス)が大切と言われることがよくありますが、本当にそうなのでしょうか。
 今回は、外資系金融機関のマネージャーを務め年収2000万円を稼ぎつつ、副業でYoutubeチャンネルのハック大学の運営なども行うぺそさんの著書「行動が結果を変える ハック大学式 最強の仕事術」から、プロセス重視の落とし穴について解説します。

 

プロセス重視の落とし穴

 本来評価されるべきなのは「結果」であり、「プロセス」は評価すべきではない。プロセスを過度に評価してしまうと本質を見失ってしまう。

プロセス重視のデメリット
①努力の方向性が間違っていた場合に、その間違いに気付きにくくなる
②過去に自分が信じた方法・手段に愛着が湧いてしまう
 正当化バイアスが正しい方向へ修正することの障壁となる

 

目的達成のためにやるべきこと

 プロセス重視とは「作業が目的化している状態」を意味する。目的達成のために求められるのは「作業を目的とせず手段と割り切り、本来の目的に向かって動く状態を作り上げること」である。

○アクションプラン
 「その手段によって本当に目的に近づくことができているか」を定期的に疑う

 

<所感>

 今回は「最強の仕事術」で学んだ「プロセス重視の落とし穴」についてお話しました。これは、大切な時間や労力などを無駄にしないためにも、是非とも注意したい考え方です。
 過程を重視して努力を評価するというのはよくある考え方ですが、努力の方向性が間違っていたら時間や労力を使うだけになってしまいます。例えば、定期的に開かれている会議やミーティングなどの多くがこれに当たると思います。

 前に所属していた研究系の部署では月末に報告会があり、そのための資料を毎月作成して発表していました。
 報告者(実験担当者)の目的は「速やかにデータを取り、課題を解決すること」ですが、手段の一つである「会議を開催し、アドバイスをもらうこと」が目的化しており、部署として多大な時間を奪われていたように感じます。
1年間に報告会に費やす時間(概算):(資料作成 120分×報告者15人+発表時間20分×報告数15件×出席者20人)×12回=93,600分=1560時間

 現在所属している技術系の部署でも毎月の報告会がありましたが、時間と労力に見合う成果が得られないという理由で無くなりました。その結果、目的達成のための業務に費やす時間が増え、目的に向かって着実に前進できていると感じています。
 みなさんの周りにも、手段が目的化されている(プロセス重視の)業務があれば、ぜひとも無くしてみてはいかがでしょうか。